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【第23話】その方との衝撃的な出会い、一歩

幸樹ストーリーは、連載ものになります。

26才の時、無知だった為、私は騙され多額の借金と信用を失うこととなりました。

出資者全ての人に事情を説明して頭を下げ謝りました。

今思うと、同じ出来事なのに様々なタイプの人が見れて貴重な体験をしました。

毎月配当をもらい、良いときはありがとうと言われ、悪くなると被害者となりせめてくる人、中にはあなたは悪くないし自己責任だから大丈夫だよと言ってくれる人、ビジネスをして取り返そうと新しい仕事の提案をしてくれる人、中には、第3者弁護士を入れて毎月の返済計画を書類で書いてと言ってくる人。同じ出来事が起こった時に人はプラスにもマイナスにも物事捉えられるし、マイナスになった時に人の本質は出ると感じた。

今思うとキツさ、辛さはありましたが良い経験になったなと思う。とは言いつつも一気に借金を背負った私は三ヶ月ほど何もやる気が起きず自分を責めたり見つめなおしたりする日々が続いた。

そんなある日、以前一緒にお仕事を紹介してくれた社長から一本の電話が入り是非紹介したいスペシャリストがいるということだった。

何せその人の仕事は世界をまたにかけたビジネスマンであり投資家で、日本にいる時間も限られていて、普段は会うことの出来ない人とのことだった。

私はこの時期は人に会うのが億劫になっていたが、初めて紹介をしてくれるという社長のご縁と、何か考えても何も始まらないと思いとにかく考えるよりも先に是非お願いしますとお伝えした。

会う当日、有名高級ホテルに待ち合わせ場所が指定された。

部屋に通されて入ると、ビシッとスーツを着た大柄な大人が5人もいた。

SPのようだった。

案内人の秘書から案内されその方の待つ部屋に入った。

部屋に通されるとその方がいた。

ラフな私服だったのだが、目が合った瞬間、何という表現が良いのか、今まで出会ってきた人とは全く違うオーラというか、雰囲気を持たれていた。

経営者でもなく、TV関係者でもなく、俳優でもなく、とにかく全てを見透かされているような圧倒的なパワーを感じた。

その方と許された時間は、たったの10分だった。

とにかくその10分で私のDNA細胞、心は魅了された。

とにかく言葉で表すのが出来ないくらい圧倒的で衝撃だった。

会話はもちろん日本語だったにも関わらず言ってる意味の半分以上わからない状況だった。???が頭の中に何度もついた。

会話の内容が、アメリカの大統領の仕事があるとか、中東の王様のパーテイーに招待されていてイギリスの貴族とのビジネスがどうのとか、世界を動かしているCEOの資産の管理をトラストを使い移すとか、、、出てくるワードが世界が舞台で圧倒されっぱなしだった。

私がはっきりと覚えているのは最後のココだけである。

君はイイ線は言ってるけど大成功するレールとは大きくズレている。

君の今までの人生を作ってきたのは今までの周りの人たちが作り上げて環境にいるからだ。

もし仮に君が大成功を目指すなら、今までの過去を卒業し一歩踏み出す勇気が必要だ。

チャンスは一瞬だ。

決断できたら明日のOO時に携帯を解約してOOで会おう。お疲れ様。と言われ颯爽と部屋から出て行かれた。

私はただただ圧倒されていた。

そこにすぐさま秘書の方がきて話しかけてくれた。大丈夫ですかと。私は興奮冷めやらずに明日の待ち合わせの件を伝えた。

するとおめでとうございますと言われたが、全く意味が分からなかった。

たったの10分で今まで合ってきた人とは次元の違う方何だということはすぐに理解できた。

この方のそばで学び勉強したいと思った反面、今の状況を見つめなおした。

今の仕事はどうしたらイイのか?それと、携帯電話を解約してくれというのも引っかかった。

何せ今までお世話になった友人、知人、先輩、彼女、家族と、携帯を解約となると連絡も出来なくなるからだ。

だだ、その反面、直感的に私の人生にとってこれほど大きなチャンスはそうそうくるものではないとも感じていた。

私は相当迷いましたが、もう心はその方に、まだ名前も知らないその方にまた会いたいと思う気持ちが強く、今の自分を次のステージに連れて行ってくれる方だと確信していた。

その為、迷いをたち、私は大きなけ決断をして仕事の都合、携帯の解約をして、明日の待ち合わせ場所に行くことにする。

それが今私の人生を振り返ると大きなチャンスであった。

>> 【第24話】新たなる旅立ち、人生一変

 

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